「美容師になりたい!」そう思ったらまずは美容学校へ通う必要があります。
そう分かっていても分からないことってたくさんありますよね。
美容学校って何を学べるの?
ちゃんと国家試験に合格できるか不安...
美容学校行きたいけど学費が気になる…
大丈夫です!そのその悩みしっかり解説していきましょう。
現役で美容師をしている筆者が、美容学校について解説してきたいと思います。
実は筆者も美容学校に通う前は疑問点が多くてとても不安でした。
せっかくなのでより多くの人に見てもらって参考にしてもらえれば嬉しいなと思い、今回の記事にしてみました。
この記事を読めば悩みから解放されて1歩前に進むことができるはずです。
目次
美容学校で学ぶ【必須科目】
学校で学ぶことは「筆記」と「実技」の2つです。詳しく解説していきますね。
美容学科・トータルビューティ科〔筆記〕
[学習項目] | [学習内容] |
---|---|
美容保険 | 人体の構造及び機能、皮膚科学を学ぶ。 |
衛生管理 | 公衆衛生・環境衛生・感染症・衛生管理技術を学ぶ。 |
美容師法 | 関係法規・制度及び運営管理について学ぶ。 |
美容化学・理論 | 香粧品化学・文化論及び理容美術理論を学ぶ。 |
美容学科〔実技〕
〔学習項目〕 | 〔学習内容〕 |
---|---|
カット | ワンレングス・グラデーション・レイヤー等、美容室でもよく使うカット技術を学ぶ。 |
ワインディング | いわゆるパーマ技術。太いロッド〜細いロッドまで巻く技術を学ぶ。 |
カラー薬剤配合・塗布 | 色の仕組みやカラーの塗布の仕方を学ぶ。 |
オールウェーブ | 60年ほど前に流行した髪型。美容室での注文はほぼ皆無だが国家試験項目のため学ぶ。 |
トータルビューティ学科〔実技〕
〔学習項目〕 | 〔学習内容〕 |
---|---|
メイク | 美容部員やヘアメイクができるようにする。 |
ネイル | ネイリスト技能検定2級が求人条件とされることが多いため、そこを目指す。 |
エステ | 人体機能や美容に関する知識からエステの基本技術を学ぶ。 |
美容学校で学ぶ【選択科目】
〔学習項目〕 | 〔学習内容〕 |
---|---|
ヘッドスパコース | マッサージのスペシャリストであるスパニストを目指します。 |
アイデザインコース | アイリストを目指します。美容師免許必須のため美容師の勉強も併用しなければなりません。 |
着付けコース | 着付け師を目指します。国家資格の着付け技能検定の取得を目指します。 |
美容専門学校の通学費用は?
やっぱり気になる費用ですが、2年通学して約126万円というデータが出ております。
内訳は下記の通りです。
入学金 | 119,000円 |
授業料 | 520,000円 |
実習費 | 165,000円 |
設備費 | 167,000円 |
その他 | 290,000円 |
合計 | 1,260,000円 |
気になる美容師国家試験の内容と合格率は?
1.試験の内容について
美容師国家試験は毎年2月と8月の年2回実施されます。
試験内容には筆記試験と実技試験に分かれており、両方の合格基準を満たすと試験合格となります。
仮にどちらか片方が不合格になってしまっても、次回実施の試験のみ合格した試験は免除されます。
2.試験の合格基準について
実技試験の合格基準は以下のとおりです。
・衛生面に関する試験で減点が20点以下であること
・基礎的技術試験で第1課題、第2課題が減点30点以下であること
筆記試験の合格基準は以下のとおりです。
・55問中60%以上の正答率であること
・関係法規・制度及び運営管理、公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構造及び機能、皮膚科学、香粧品化学、文化論及び美容技術理論のいずれの科目において無得点がないこと
3.気になる合格率とは
まずは直近の美容師国家試験の合格率を見てみましょう。
第46回美容師国家試験
受験申込者数 | 3828人 |
受験者数 | 3548人 |
合格者数 | 2145人 |
合格率 | 60.5% |
第45回美容師国家試験
受験申込者数 | 18836人 |
受験者数 | 18536人 |
合格者数 | 17104人 |
合格率 | 92.3% |
第44回美容師国家試験
受験申込者数 | 5057人 |
受験者数 | 4774人 |
合格者数 | 2871人 |
合格率 | 60.1% |
多少の変動はあるものの試験の難易度自体に差はありません。
合格率は60%〜90%であることが分かりますね。
ちなみに筆者の通っていた美容専門学校生の合格率は毎年98%という高い水準でした。
学校ごとにカリキュラムや合格率など異なるので自分に合った学校に通うといいでしょう。
卒業後の就職先と割合
卒業したら、いよいよ憧れの職種で働き始めることになります。
どういった場所に就職するのか、どの地域で就職するのか気になりますよね。
まずはどの地域で就職するかの割合は下記の通りです。
東京 | 49% |
県内・地元 | 32% |
関東(東京以外) | 12% |
その他(仙台・大阪など) | 7% |
続いてどのような現場に就職するかの割合は下記の通りです。
美容室・理容室 | 71% |
ネイルサロン | 12% |
ヘアメイク | 6% |
マツエクサロン | 4% |
スパニスト・エステ・ブライダル | 3% |
その他(美容業界以外への就職) | 4% |
就職するなら東京か地元、そして美容室・理容室への就職がほとんどの割合を占めていますね。
まとめ
いかがでしたかでしょうか?
美容専門学校に入学してからの選択肢がとても多いですが、美容が好きな方でしたら毎日楽しい学校生活を送ることができると思います。
是非この記事を参考にして、進路を考えてみてくださいね!
この記事を書いた人
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1994年9月22日生まれ。福島県出身。
美容専門学校を卒業し20歳で上京。
美容師歴8年でオーガニックとヘッドスパ専門のサロンで勤務しています。
アンチエイジングを意識したカウンセリングと施術を心がけており、ありがたいことにリピーターさんも多数で、忙しい毎日を送らせて頂いております。
美容師と兼業でWebライターとしても活動しております。
美容をテーマにした記事を執筆していて、読者の皆様にとって有益な情報を発信していきます!
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